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アマドコロ 

アマドコロ、清涼感溢れる花と葉は庭植えに最適

 アマドコロは、山野の草地に生えるユリ科の多年草で、根茎は白くて長いです。華道の世界では、生け花に花や実が生けらる人気の山野草のひとつです。
 アマドコロの葉が開く前の若芽は、舌触りがよく、里のアスパラガスよりも甘く風味があり美味しいです。根茎も食べられ、よく水洗いして、ひげ根を取り、煮て食べると甘い味がします。
 アマドコロの和名の由来は、根茎の形がヤマイモ科の近似種のトコロ(オニドコロ)に似ていて、甘味があることによります。
 
薬  用  利  用 
採取・調整  早春か秋に地上部が黄色く枯れかけてきた時に、根茎を堀採ります。ひげ根を取り除き、水洗いして天日乾燥させます。乾燥しやすいように縦に切ると良いです。また、蒸気で蒸してから乾燥させることもできます。
 天日乾燥でできたものを生薬では、萎ずい(いずい)といいます。
薬 効   滋養強壮、強精、老化防止、美肌、糖尿病、胃潰瘍など
 有効成分として他種類の粘液質のオドラタン、フルクタンを含みます。
 
使用方法   使用方法は、天日乾燥させたものを5~10gを400ccの水に入れて煎じます。水が約半分になるまで弱火で煮詰めます。これを1日に用いる量として、食間に3回服用します。
 打撲傷には、萎ずいの粉末を食酢で固めに練り、患部に塗るか、または生の根をすり下ろして塗布します。
◇ アマドコロ酒
 4月~10月に採取した根茎からひげ根を除き、水洗いして乾燥させます。乾燥した根茎200gをホワイトリッカー1.8㍑に漬け、3ヶ月ほど冷暗所で熟成させた後、布でこし1回20㍉㍑を飲用します。漬けた根茎は6ヶ月程度で取り除きます。
 アマドコロ酒は、淡黄色で特有の香りがあり、補精、強壮、老化防止、美肌に効果があるとされます。
 
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※ お届けは4月下旬以降となります
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